第12講 道交法3

第3編 道路交通法(道交法)









2. 車両の交通方法(法第3章)



第12講 道交法

(7) 停車及び駐車(法第3章第9節)

① 停車及び駐車を禁止する場所(法第44条)

● 車両は、道路標識等により停車及び駐車が禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか、停車し、又は駐車してはならない。ただし、乗合自動車又はトロリーバスが、その属する運行系統に係る停留所又は停留場において、乗客の乗降のため停車するとき、又は運行時間を調整するため駐車するときは、この限りでない。
 ① 交差点、横断歩道、自転車横断帯、踏切、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂又はトンネル(第1号)
 ② 交差点の側端又は道路のまがりかどから五メートル以内の部分(第2号)
 ③ 横断歩道又は自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に五メートル以内の部分(第3号)
 ④ 安全地帯が設けられている道路の当該安全地帯の左側の部分及び当該部分の前後の側端からそれぞれ前後に十メートル以内の部分(第4号)
 ⑤ 乗合自動車の停留所又はトロリーバス若しくは路面電車の停留場を表示する標示柱又は標示板が設けられている位置から十メートル以内の部分(当該停留所又は停留場に係る運行系統に属する乗合自動車、トロリーバス又は路面電車の運行時間中に限る)(第5号)
 ⑥ 踏切の前後の側端からそれぞれ前後に十メートル以内の部分(第6号)



罰則

● 15万円以下の罰金
(第119条の2第1項第1号、同条第2項、第119条の3第1項第1号、同条第2項)



② 駐車を禁止する場所(法第45条)

● 車両は、道路標識等により駐車が禁止されている道路の部分及び次に掲げる①~⑤の部分においては、駐車してはならない。ただし、公安委員会の定めるところにより警察署長の許可を受けたときは、この限りでない(同条第1項)。
 ① 人の乗降、貨物の積卸し、駐車又は自動車の格納若しくは修理のため道路外に設けられた施設又は場所の道路に接する自動車用の出入口から3メートル以内の部分(第1号)
 ② 道路工事が行なわれている場合における当該工事区域の側端から5メートル以内の部分(第2号)
 ③ 消防用機械器具の置場若しくは消防用防火水槽の側端又はこれらの道路に接する出入口から5メートル以内の部分(第3号)
 ④ 消火栓、指定消防水利の標識が設けられている位置又は消防用防火水槽の吸水口若しくは吸管投入孔から5メートル以内の部分(第4号)
 ⑤ 火災報知機から1メートル以内の部分(第5号)



● 車両は、道交法の規定により駐車する場合に当該車両の右側の道路上に3.5メートル(道路標識等により距離が指定されているときは、その距離)以上の余地がないこととなる場所においては、駐車してはならない。ただし、貨物の積卸しを行なう場合で運転者がその車両を離れないとき、若しくは運転者がその車両を離れたが直ちに運転に従事することができる状態にあるとき、又は傷病者の救護のためやむを得ないときは、この限りでない(同条第2項)。



③ 交差点等への進入禁止(法第50条)

● 交通整理の行なわれている交差点に入ろうとする車両等は、その進行しようとする進路の前方の車両等の状況により、交差点(交差点内に道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線をこえた部分。以下この項において同じ)に入った場合においては当該交差点内で停止することとなり、よって交差道路における車両等の通行の妨害となるおそれがあるときは、当該交差点に入ってはならない(第1項)。



(8) 違法停車及び違法駐車に対する措置(法第3章第9節の2)

① 放置車両確認標章(法第51条の4)

● 警察署長は、警察官等に、違法駐車と認められる場合における車両であって、その運転者がこれを離れて直ちに運転することができない状態にあるもの(放置車両)の確認をさせ、当該確認をした旨、規定により当該車両の使用者が放置違反金の納付を命ぜられることがある旨を告知する標章(放置車両確認標章)を当該車両の見やすい箇所に取り付けさせることができる(同条第1項)。



● 何人も、放置車両確認標章を破損し、若しくは汚損し、又はこれを取り除いてはならない。ただし、当該車両の使用者、運転者その他当該車両の管理について責任がある者が取り除く場合は、この限りでない。



② 放置車両確認期間(法第51条の12)

● 警察署長は放置車両確認事務を放置車両確認期間という民間法人に委託することができ、その業務を委託された法人の従業員を駐車監視員という。



● 駐車監視員は、放置車両の確認等を行うときは、駐車監視員資格者証を携帯し、警察官等から提示を求められたときは、これを提示しなければならない(同条5項)。



(9) 灯火及び合図(法第3章第10節)

① 車両等の灯火(法第52条)

● 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする(第1項)。



● 車両等が、夜間等、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない(第2項)。



② 合図

● 車両(自転車以外の軽車両を除く)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない(第1項)。



● 1項の合図を行う時期及び合図の方法について必要な事項は、政令で定めるとされており(第3項)、政令(道路交通法施行令)によると、法第53条第1項に規定する合図を行う時期及び合図の方法は、次の表に掲げるとおりとする(施行令第21条)。

合図を行う場合合図を行う時期合図の方法
左折するとき。 その行為をしようとする地点(交差点においてその行為をする場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から30メートル手前の地点に達したとき。手による合図。又は左側の方向指示器を操作すること。
同一方向に進行しながら進路を左方に変えるとき。 その行為をしようとする時の3秒前のとき。
右折し、又は転回するとき。その行為をしようとする地点(交差点において右折する場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から30メートル手前の地点に達したとき。手による合図。又は右側の方向指示器を操作すること。
同一方向に進行しながら進路を右方に変えるとき。その行為をしようとする時の3秒前のとき。
徐行し、又は停止するとき。その行為をしようとするとき。手による合図、又は制動灯をつけること。
後退するとき。その行為をしようとするとき。手による合図、又は後退灯をつけること。




● 車両の運転者は、第1項又は第2項に規定する行為を終わったときは、当該合図をやめなければならないものとし、また、これらの規定に規定する合図に係る行為をしないのにかかわらず、当該合図をしてはならない(法第53条第4項)。



③ 警音器の使用等(法54条)

● 車両等(自転車以外の軽車両を除く)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない(同条第1項)。
 ① 左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき(同項第1号)。
 ② 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき(同項第2号)。



● 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない(同条第2項)。




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