第20講 実務上の知識3
第5編 実務上の知識
第20講 実務上の知識3
4. 交通事故防止
(3) 事故防止の為の装置
① 衝突被害軽減ブレーキ
● 事業用自動車の中には衝突被害軽減ブレーキが備えられているものがあるが、当該ブレーキとは、レーダー等で検知した前方の車両等に衝突する危険性が高まった場合に運転者にブレーキ操作を行うよう促し、さらに衝突する可能性が高くなると自動的にブレーキが作動し、衝突による被害を軽減させるためのものである。当該ブレーキが備えられている自動車に乗務する運転者に対しては、当該ブレーキの機能等を理解させるとともに、追突事故を防止するための安全運転に努めるよう指導する必要がある。
② 速度抑制装置
● 大型トラックの原動機に備えなければならない速度抑制装置とは、当該トラックが時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うためのものである。したがって、運行管理者はこの速度を考慮して運行の計画を立てる必要があり、運転者に対しては、速度抑制装置の機能等を理解させるとともに、追突事故の防止等安全運転に努めるよう指導する必要がある。
③ デジタル式運行記録計
● デジタル式運行記録計は、アナログ式運行記録計と同様の瞬間速度、運行距離及び運行時間の記録に加え、広範な運行データを電子情報として記録することにより、急発進、急ブレーキ、速度超過時間等の運行データの収集が可能になることから、運転者の運転特性を把握し、運転者ごとの安全運転の指導に効果的に活用できる。また、各運転者の運行実績表、乗務記録などが、1日、週間、月間ごとに容易に作成できるものがあることから、運行管理者による労務管理の効率化にも有効である。
④ ドライブレコーダー
● ドライブレコーダーには、ヒヤリ・ハットの直前直後の映像だけでなく、運転者のブレーキ操作やハンドル操作などの運転状況を記録し、解析診断することで運転のクセ等を読み取ることができるものがあり、運行管理者が行う運転者の安全運転の指導に活用されている。
(4) 運転者の健康管理等
● 運行管理者は、運転者の健康状態に起因する事業用自動車の事故を防止するため、運転者に対し、疾病が交通事故の要因となるおそれがあることを理解させ、事業者が行う医師による定期的な健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させる必要がある。
● 事業者は、運行管理者に対し、労働安全衛生法の定めによる定期健康診断を受診した運転者の一部に「要精密検査」との所見があった場合には、たとえ普段の点呼において健康状態に異常があると確認できない場合でも、健康診断を行った医師から当該運転者の乗務に係る意見を聴いたうえで、当該運転者の乗務の可否の決定及び健康を保持するために必要な措置等をとるよう、指示する必要がある。
● 事業者が行う医師による定期的な健康診断の結果において「異常の所見がある。」との申告があった場合、運行管理者は、事業者に対して、乗務の可否、乗務させる場合の配慮すべき事項等についての意見を、担当医師に求めるよう要請する必要がある。
① アルコール依存症
● 常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれているが、この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされているが、一度回復しても、飲酒する限り再発しやすいので、アルコール依存症を回復した運転者に対しても、飲酒に関する指導を続ける必要がある。
② 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
● 漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、SASと呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあり、安全運転を続けていくためには早期の治療が不可欠であることから、運転者に対しSASの症状などについて理解させるよう指導する必要がある。
● 運転者がSASを有する場合、居眠り運転等により重大事故を引き起こす可能性が大きくなる。このため、運転者に医師による問診を受けさせ、疑いのある運転者にSASのスクリーニング検査を行うことが望ましい。
③ 薬の服用等
● かぜ薬や解熱剤には、眠気を誘う成分が含まれているものがあるので、乗務前にかぜ薬や解熱剤を服用する場合には、眠気を誘う成分が含まれていないものを選ぶよう運転者に対し指導することが必要である。また、服用後は場合によっては運転を見合わせることも必要である。
④ 生活習慣病
● 近年、脳卒中や心臓病などに起因した運転中の突然死による事故が増加傾向にあるが、この脳卒中や心臓病などは病気の原因が生活習慣に関係していることから生活習慣病と呼ばれており、暴飲暴食や運動不足などの悪習慣が積み重なって発病するといわれているので、運転者に対し定期的な健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させるよう指導する必要がある。
5. 交通事故等の措置
● 交通事故が生じたときは、たとえ軽微な交通事故であったとしても、警察官又は最寄りの警察署へ報告しなければならない。また、事故車両については、事故現場となった道路は車両の往来が激しい等、当該道路における危険を防止する必要がある場合には、道路脇の空き地に移動させる等して安全を確保する。
● 交通事故が生じたときは、たとえすぐに戻れるような場合でも、事故現場を離れてはならない。
● 高速道路を走行中に故障等を生じた場合、自動車が停車することができる幅のある路側帯に停車させ、停止表示器材を当該自動車の後方に置いて、後続車両に駐車していることを知らせるとともに、非常電話で当該自動車の移動を依頼する必要がある。
6. 貨物の積載方法
● どのような理由があろうとも、過積載による運送は禁止されている。たとえ、荷主から、荷主から過積載による運送するよう強い要請があったとしても同様である。
● 貨物を積載する際に積付けを適切に実施しないと、走行中の自動車に加わる振動・衝撃により、積荷が移動・変形し、積荷とロープ掛けの間で隙間が生じ、その結果、ロープ掛けに緩みが出て荷崩れを誘発することになることから、運転者に対し適切な積付けを行うよう指導する必要がある。
● 重量の重い機械製品や不整形の加工物等を数個積み合わせる場合は、前後や左右に隙間が生じやすいので、隙間が少なくなるように積載するとともに、生じた隙間については木材等を使用して走行中にできるだけズレを生じさせないような対策を施すよう運転者に対し指導する必要がある。
● 重量の重い貨物を複数積み合わせて運送する場合、貨物全体を総合した重心の位置は、貨物自動車の荷台の前後・左右の両方向それぞれの中心位置になるべく近いところになるよう運転者に対し指導する必要がある。
7. 自動車の交通公害等
● 自動車の速度と燃料消費量には密接な関係があり、速度が速過ぎても遅過ぎても燃料消費量は多くなる。また、急発進、急ブレーキ、空ぶかしを行ったり、客待ちや貨物の積卸しなどのため継続的に停止するときにアイドリング状態を続けたりすると、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物など人体に有害な物質のほか地球温暖化の一因となっている二酸化炭素の排出量が増えるばかりでなく、燃料を余分に消費する原因にもなる。また、タイヤの空気圧が適正値より低すぎると燃費は悪くなる。
(1) 温室効果ガス
● 「地球温暖化対策の推進に関する法律」においては、地球の温暖化防止のための温室効果ガスとして、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等の6種類が定められている。
● 我が国の二酸化炭素の排出量については、全体の約2割を運輸部門が占め、このうち約9割が自動車に起因することから、地球温暖化対策の推進のため自動車から排出される二酸化炭素の更なる削減が求められている。
● 自動車の燃料中の硫黄分を大幅に低減することは、自動車単体の排出ガス低減対策と同様、大気汚染の防止に必要な対策の一つである。
(2) 試験で問われる用語
ヒートアイランド現象
● ヒートアイランド現象とは、近年、郊外と比較して、都市の中心部における顕著な高温化が都市の環境問題の一つとしてクローズアップされているもので、空調機器等からの人工排熱の増加、緑地・水面の減少、地表面の人工化等が主な原因といわれている。
パークアンドライド
● パークアンドライドとは、都市部などの交通渋滞の緩和のため、通勤などに使用されている自動車等を郊外の鉄道駅やバス停に設けた駐車場に停車させ、そこから鉄道や路線バスなどの公共交通機関に乗り換えて移動する方法のことで、交通渋滞の緩和だけでなく、二酸化炭素などの排出ガスの削減効果も期待できるものである。
モーダルシフト
● モーダルシフトとは、旅客、貨物の輸送手段をより環境負荷の小さいものに転換することをいい、例えば、輸送分担率が最大であるトラック輸送の一部を輸送効率が高く、また、環境負荷の小さい内航海運や鉄道輸送に切り替えることをいう。
エコドライブ
● エコドライブとは、駐停車中にエンジンを停止するアイドリングストップや急発進・急加速を避けた等速運転などを励行する環境に優しい省エネルギー運転のことで、環境の保全と運行経費の削減効果をもたらすものであり、交通事故の防止にも寄与する。
燃料電池自動車
● 燃料電池自動車とは、水素と酸素を化学反応させることにより直接に電気を発生させる装置を備え、かつ、その電力により作動する原動機を有する自動車をいい、二酸化炭素や有害なガスは発生しない。
ハイブリッド車
● ハイブリッド車とは、例えば、従来のガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた自動車をいい、走行の状況に応じてガソリンエンジンと電気モーターを作動させることで、通常のガソリンエンジン車よりも燃費効率が良く、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を抑えることができる。
天然ガス自動車
● 天然ガス自動車は、ガソリン車と比較して地球温暖化の原因となる二酸化炭素及び光化学スモッグ、酸性雨などの原因となる窒素酸化物、炭化水素などの排出量が少ない。
8. 包装貨物荷扱い指示マーク(JISZ0150:2001)
第20講 実務上の知識3
4. 交通事故防止
(3) 事故防止の為の装置
① 衝突被害軽減ブレーキ
● 事業用自動車の中には衝突被害軽減ブレーキが備えられているものがあるが、当該ブレーキとは、レーダー等で検知した前方の車両等に衝突する危険性が高まった場合に運転者にブレーキ操作を行うよう促し、さらに衝突する可能性が高くなると自動的にブレーキが作動し、衝突による被害を軽減させるためのものである。当該ブレーキが備えられている自動車に乗務する運転者に対しては、当該ブレーキの機能等を理解させるとともに、追突事故を防止するための安全運転に努めるよう指導する必要がある。
② 速度抑制装置
● 大型トラックの原動機に備えなければならない速度抑制装置とは、当該トラックが時速90キロメートルを超えて走行しないよう燃料の供給を調整し、かつ、自動車の速度の制御を円滑に行うためのものである。したがって、運行管理者はこの速度を考慮して運行の計画を立てる必要があり、運転者に対しては、速度抑制装置の機能等を理解させるとともに、追突事故の防止等安全運転に努めるよう指導する必要がある。
③ デジタル式運行記録計
● デジタル式運行記録計は、アナログ式運行記録計と同様の瞬間速度、運行距離及び運行時間の記録に加え、広範な運行データを電子情報として記録することにより、急発進、急ブレーキ、速度超過時間等の運行データの収集が可能になることから、運転者の運転特性を把握し、運転者ごとの安全運転の指導に効果的に活用できる。また、各運転者の運行実績表、乗務記録などが、1日、週間、月間ごとに容易に作成できるものがあることから、運行管理者による労務管理の効率化にも有効である。
④ ドライブレコーダー
● ドライブレコーダーには、ヒヤリ・ハットの直前直後の映像だけでなく、運転者のブレーキ操作やハンドル操作などの運転状況を記録し、解析診断することで運転のクセ等を読み取ることができるものがあり、運行管理者が行う運転者の安全運転の指導に活用されている。
(4) 運転者の健康管理等
● 運行管理者は、運転者の健康状態に起因する事業用自動車の事故を防止するため、運転者に対し、疾病が交通事故の要因となるおそれがあることを理解させ、事業者が行う医師による定期的な健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させる必要がある。
● 事業者は、運行管理者に対し、労働安全衛生法の定めによる定期健康診断を受診した運転者の一部に「要精密検査」との所見があった場合には、たとえ普段の点呼において健康状態に異常があると確認できない場合でも、健康診断を行った医師から当該運転者の乗務に係る意見を聴いたうえで、当該運転者の乗務の可否の決定及び健康を保持するために必要な措置等をとるよう、指示する必要がある。
● 事業者が行う医師による定期的な健康診断の結果において「異常の所見がある。」との申告があった場合、運行管理者は、事業者に対して、乗務の可否、乗務させる場合の配慮すべき事項等についての意見を、担当医師に求めるよう要請する必要がある。
① アルコール依存症
● 常習的な飲酒運転の背景には、アルコール依存症という病気があるといわれているが、この病気は専門医による早期の治療をすることにより回復が可能とされているが、一度回復しても、飲酒する限り再発しやすいので、アルコール依存症を回復した運転者に対しても、飲酒に関する指導を続ける必要がある。
② 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
● 漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、SASと呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれがあり、安全運転を続けていくためには早期の治療が不可欠であることから、運転者に対しSASの症状などについて理解させるよう指導する必要がある。
● 運転者がSASを有する場合、居眠り運転等により重大事故を引き起こす可能性が大きくなる。このため、運転者に医師による問診を受けさせ、疑いのある運転者にSASのスクリーニング検査を行うことが望ましい。
③ 薬の服用等
● かぜ薬や解熱剤には、眠気を誘う成分が含まれているものがあるので、乗務前にかぜ薬や解熱剤を服用する場合には、眠気を誘う成分が含まれていないものを選ぶよう運転者に対し指導することが必要である。また、服用後は場合によっては運転を見合わせることも必要である。
④ 生活習慣病
● 近年、脳卒中や心臓病などに起因した運転中の突然死による事故が増加傾向にあるが、この脳卒中や心臓病などは病気の原因が生活習慣に関係していることから生活習慣病と呼ばれており、暴飲暴食や運動不足などの悪習慣が積み重なって発病するといわれているので、運転者に対し定期的な健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させるよう指導する必要がある。
5. 交通事故等の措置
● 交通事故が生じたときは、たとえ軽微な交通事故であったとしても、警察官又は最寄りの警察署へ報告しなければならない。また、事故車両については、事故現場となった道路は車両の往来が激しい等、当該道路における危険を防止する必要がある場合には、道路脇の空き地に移動させる等して安全を確保する。
● 交通事故が生じたときは、たとえすぐに戻れるような場合でも、事故現場を離れてはならない。
● 高速道路を走行中に故障等を生じた場合、自動車が停車することができる幅のある路側帯に停車させ、停止表示器材を当該自動車の後方に置いて、後続車両に駐車していることを知らせるとともに、非常電話で当該自動車の移動を依頼する必要がある。
6. 貨物の積載方法
● どのような理由があろうとも、過積載による運送は禁止されている。たとえ、荷主から、荷主から過積載による運送するよう強い要請があったとしても同様である。
● 貨物を積載する際に積付けを適切に実施しないと、走行中の自動車に加わる振動・衝撃により、積荷が移動・変形し、積荷とロープ掛けの間で隙間が生じ、その結果、ロープ掛けに緩みが出て荷崩れを誘発することになることから、運転者に対し適切な積付けを行うよう指導する必要がある。
● 重量の重い機械製品や不整形の加工物等を数個積み合わせる場合は、前後や左右に隙間が生じやすいので、隙間が少なくなるように積載するとともに、生じた隙間については木材等を使用して走行中にできるだけズレを生じさせないような対策を施すよう運転者に対し指導する必要がある。
● 重量の重い貨物を複数積み合わせて運送する場合、貨物全体を総合した重心の位置は、貨物自動車の荷台の前後・左右の両方向それぞれの中心位置になるべく近いところになるよう運転者に対し指導する必要がある。
7. 自動車の交通公害等
● 自動車の速度と燃料消費量には密接な関係があり、速度が速過ぎても遅過ぎても燃料消費量は多くなる。また、急発進、急ブレーキ、空ぶかしを行ったり、客待ちや貨物の積卸しなどのため継続的に停止するときにアイドリング状態を続けたりすると、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物など人体に有害な物質のほか地球温暖化の一因となっている二酸化炭素の排出量が増えるばかりでなく、燃料を余分に消費する原因にもなる。また、タイヤの空気圧が適正値より低すぎると燃費は悪くなる。
(1) 温室効果ガス
● 「地球温暖化対策の推進に関する法律」においては、地球の温暖化防止のための温室効果ガスとして、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等の6種類が定められている。
● 我が国の二酸化炭素の排出量については、全体の約2割を運輸部門が占め、このうち約9割が自動車に起因することから、地球温暖化対策の推進のため自動車から排出される二酸化炭素の更なる削減が求められている。
● 自動車の燃料中の硫黄分を大幅に低減することは、自動車単体の排出ガス低減対策と同様、大気汚染の防止に必要な対策の一つである。
(2) 試験で問われる用語
ヒートアイランド現象
● ヒートアイランド現象とは、近年、郊外と比較して、都市の中心部における顕著な高温化が都市の環境問題の一つとしてクローズアップされているもので、空調機器等からの人工排熱の増加、緑地・水面の減少、地表面の人工化等が主な原因といわれている。
パークアンドライド
● パークアンドライドとは、都市部などの交通渋滞の緩和のため、通勤などに使用されている自動車等を郊外の鉄道駅やバス停に設けた駐車場に停車させ、そこから鉄道や路線バスなどの公共交通機関に乗り換えて移動する方法のことで、交通渋滞の緩和だけでなく、二酸化炭素などの排出ガスの削減効果も期待できるものである。
モーダルシフト
● モーダルシフトとは、旅客、貨物の輸送手段をより環境負荷の小さいものに転換することをいい、例えば、輸送分担率が最大であるトラック輸送の一部を輸送効率が高く、また、環境負荷の小さい内航海運や鉄道輸送に切り替えることをいう。
エコドライブ
● エコドライブとは、駐停車中にエンジンを停止するアイドリングストップや急発進・急加速を避けた等速運転などを励行する環境に優しい省エネルギー運転のことで、環境の保全と運行経費の削減効果をもたらすものであり、交通事故の防止にも寄与する。
燃料電池自動車
● 燃料電池自動車とは、水素と酸素を化学反応させることにより直接に電気を発生させる装置を備え、かつ、その電力により作動する原動機を有する自動車をいい、二酸化炭素や有害なガスは発生しない。
ハイブリッド車
● ハイブリッド車とは、例えば、従来のガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた自動車をいい、走行の状況に応じてガソリンエンジンと電気モーターを作動させることで、通常のガソリンエンジン車よりも燃費効率が良く、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を抑えることができる。
天然ガス自動車
● 天然ガス自動車は、ガソリン車と比較して地球温暖化の原因となる二酸化炭素及び光化学スモッグ、酸性雨などの原因となる窒素酸化物、炭化水素などの排出量が少ない。
8. 包装貨物荷扱い指示マーク(JISZ0150:2001)
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